road to spine

大学院で臨床・研究中の整形外科医 脊椎外科医になるために必要な事を備忘録も兼ねて たまに資産形成、英会話などについても

現在勤務している施設は上司の方針でほぼ非固定で手術を行っていますが、いつか来るであろう固定適応の慢性疾患。
脊椎内視鏡に特化した病院ですのでPETLIF(=FE KLIF)を行えるようにしっかり準備できればと思っています。
この術式では内視鏡を利用してKambinのTriangleからケージを挿入、腹臥位のまま後方からPPS固定ができます。
PETLIF: Percutaneous Endoscopic Transforaminal Lumbar Interbody Fusion
FE KLIF: Full-Endoscopic Trans-Kambinʼs Triangle Lumbar Interbody Fusion

jmisst-2021-00108f1



個人的に魅力的なのは、内視鏡手術は生理食塩水で術野を還流し続けますので、ケージに関しては感染リスクが減るのではと考えています。
デメリットはケージが小さいことによる矯正力の低さと沈下リスクでしょうか。

どのデバイスを使うのか?についてはまだ一定のものは確立されていません。
挿入に必要なスリーブ・ディストラクターがあれば、小さいケージであれば会社関係なく挿入可能なようです。
スリーブ・ディストラクターについては
・MDM社(ロバート・リード社の製品)
・SURGICAL SPINE社
の2社は少なくとも出しているようです。

ケージは
・Globus社のRISE
・TEIJIN社のUNIOS
このあたりを使っている人がいると情報がありました。
情報がまだまだ少ないので、適宜追記していこうと思います。




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症例によっては避けては通れない頸椎前方アプローチ
教科書を見ると左からアプローチしましょうと書いてあります
何故かそうするかは書いてないことが多い、、

その理由としては右は反回神経の破格の可能性があるため
通常の走行はこちら

反回神経 正常

右は正常では鎖骨下動脈の下をくぐります
破格では鎖骨下動脈の起始異常があり、通常より頭側で迷走神経から直接分枝するため、右側アプローチの際に損傷リスクがあります
破格の頻度は0.5-1.0%
非反回神経タイプ
引用 https://www.jrhh.or.jp/pdf/news/news_20220314.pdf

ですので、鎖骨下動脈の起始異常がなければ右側からアプローチしてよい、ということになります
鎖骨下動脈の起始異常




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久しぶりの更新になりました、大学院も終わり4月からは脊椎内視鏡の匠の下で働いています。
ボスは大ベテランなのですがいろいろと貪欲で、新しいことをどんどん取り入れています。
いままで鎮静+硬膜外麻酔でやっていた腰部脊柱管狭窄の除圧を、最近は鎮静+局麻でやり始めました。
硬膜外麻酔無しでも普通に手術ができているので、これは論文にしよう!と思って調べてみると(ボスも国内では当院だけのはずと言っていた)



既に海外で行われていました、、まぁ当然といえばそうか。
次の研究ネタを当たります。

脊椎内視鏡は当然ながら低侵襲で患者に優しく、そしてすぐに退院するので病棟管理が少なく医療従事者にとっても優しいと感じます。
ぼちぼち備忘録としてブログを再開していきます。


脊椎内視鏡についてはこちらの本がお勧めです

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