road to spine

大学院で臨床・研究中の整形外科医 脊椎外科医になるために必要な事を備忘録も兼ねて たまに資産形成、英会話などについても

おかげさまで整形外科専門医試験、合格していました
とはいえ今年の合格率は98%、、当たり年です(笑)
ここまで合格率が高かったのは、初のCBT開催でサーバーダウンし、最後まで試験を受けられなかった受験生がいて公平性を期すため、コロナ禍でも受けたみんなにご褒美、という意味合いが強いようです
ラッキーで合格したと言われないよう精進していきます
得点的には6割以上は取っていたので、例年でも合格していたはず、、

私感です
整形外科専門医試験はQ&Aと過去問を5年分をちゃんとやれば、合格点に達します
各種ガイドラインなども気になりますが、それよりもQ&Aと過去問をしっかりやるほうが大事です

次は脊椎脊髄病医取得を目指します
申請に必要な24単位を7月までに揃えます

日整会認定脊椎脊髄病医取得に必要な項目

[1]整形外科専門医であること

[2]次の各号に定める単位を3年以内に24単位以上修得することを要件とする。

(1)日本整形外科学会が主催する資格取得のための脊椎脊髄病研修会への出席  12単位。

(2)脊椎脊髄病に関する学会への出席 1回1単位。ただし、6単位までとする。

(3)臨床経験10症例 6単位。ただし、10症例を超える場合も6単位までとする。




大学で基礎実験が始まったので、そういった内容も備忘録代わりに記事にしていきたいと思います
今後ともよろしくお願いいたします

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整形外科卒後研修Q&A改訂第7版 [ 日本整形外科学会 ]
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**問題文自体は著作権的に怪しいので日整会の会員用HPからダウンロードを
**ご指摘あればコメントに願います!

Q41 多発性内軟骨腫症(Ollier病)の標準整形画像に酷似 悪性化すると軟骨肉腫

Q42 糖尿病に伴う末梢神経障害
a.b.c.〇
d.× 発症早期にアキレス腱反射は低下
e.〇

Q43 脳性麻痺児の痙縮の治療
a.b.c.d. フェノールブロックも行われることがある
e.特に記載なし

Q44 ロコモ度テスト
a.〇
b.× 特に検索しても出ないです
c.× 運動器不安定症
d.e.〇

Q45 フレイル Friedの基準
  1. 体重減少
  2. 主観的疲労感
  3. 日常生活活動量の減少
  4. 身体能力(歩行速度)の減弱
  5. 筋力(握力)の低下

Q46 肩関節の解剖
a.肩峰と腱板の間には肩「峰」下滑液が存在する
b.〇
c.上腕骨頭は30-40度程度後捻している
d.〇
e.〇


Q47 RSA適応は「原則70歳以上」、「他の筋肉には問題ないが腱板断裂によって肩の構造が破綻し肩の挙上が不能な状態」、「レントゲン上、関節に変形が認められる状態」

Q48 肘関節 標準整形の肘関節のところに全て載っています
a.上腕三頭筋の肘伸展作用は特に内側頭が強い
b.上腕二頭筋は回外位で強力な肘屈曲をもたらす
c.d.〇
e.回内は方形回内筋→円回内筋の順番に収縮

Q49 例年出ている前骨間神経麻痺、後骨間神経麻痺、手根管症候群などの鑑別
肘痛が初発+tear drop signより、前骨間神経麻痺
a.〇母指球筋が委縮するのは手根管症候群
b.Froment徴候は尺骨神経麻痺
c.自然に改善する例も多い
d.肘屈曲テストは肘部管症候群
e.手関節掌側部のTinelは手根管症候群

Q50 ボタン穴変形;PIP過屈曲、DIP過伸展。基節骨頭が側索の間からボタン穴に入るように突出する。
a.×
b.〇
c.×
d.e.〇
 
Q51 Heberden結節;中年女性に多く発症するDIP関節の変形性関節症。
a.×中年女性
b.〇乾癬性関節症やReiterでDIP関節炎あり
c.×20%にBouchard結節を合併
d.×関節軟骨の摩耗と骨棘形成が特徴
e.〇

Q52
a.有効脊髄前後径が広いため脊髄麻痺を呈することは殆どない
b.〇
c.原因として多いのは頸椎捻挫や咽頭炎
d.難治例では後方脊椎整復・固定術  筋切りは先天性斜頸
e.〇


Q53 頸椎症性脊髄症
a.〇motor type
b.〇
c.×術後C5麻痺は5%程度
d.〇
e.〇

Q54 特発性側弯症
a.b.〇
c.椎体回旋は椎弓根の位置で判断する
d.〇
e.Cobb角は上位終椎上面と下位終椎下面の接線のなす角

Q55 胸椎OPLL
a.上~下位胸椎が好発部位
b.c.d.〇
e.不安定性が症状に寄与することがあり、固定術の必要性は高い

Q56 腰部脊柱管狭窄症
a.馬尾症状のためBabinski(-)
b.Jacksonは頸椎
c.d.〇
e.FNSTは椎間板ヘルニアなどの神経根症状で陽性になる

Q57 腰痛診療ガイドライン

Q58 腰椎分離症
a.〇
b.罹患部位は関節突起間部
c.d.e.〇


Q59 神経鞘腫 頻出の髄膜腫との鑑別
a.〇
b.石灰化がみられるのは髄膜種
c.〇
d.dural tail signは髄膜種
e.〇

Q60 脊椎に発生した骨巨細胞腫について
a.放射線の効果は低い
b.若年者に多い
c.d.e.〇



**問題文自体は著作権的に怪しいので日整会の会員用HPからダウンロードを
**ご指摘あればコメントに願います!

Q21 化膿性脊椎炎
a.確定診断は培養検査
b.軽症であればまずは抗生剤加療
c.起因菌によっては術式は変わらない 罹患椎体数、全身状態など
d.感染が沈静化しても不安定性が遺残する場合などは手術
e.〇

Q22 
通常の化膿性関節炎ではなく、人工関節の周囲感染だから関節液の糖値は不要、という意味の問題であると考えられます
a.b.c.〇 D-dimerは局所の熱感腫脹に対する鑑別診断のため検査
d.×
e.〇

Q23 結核性脊椎炎
a.× 中下位胸椎から腰椎に好発
b.c.〇
d.× 我が国は欧米と比較して高い
e.〇

Q24 薬剤耐性菌感染症
a.b.c.〇
d.× MRSAガイドラインP117参照
e.〇

Q25 強直性脊椎炎
a.〇
b.× 基本NSAIDsで、DMARDsが考慮される場合もあるが、TNF 阻害薬が有効な強直性脊椎炎や乾癬性関節炎などの血清反応陰性性関節炎に対しては TCZ(IL-6阻害薬) の効果は弱い
c.× 運動療法が重要
d.〇
e.〇

Q26
a.b.〇
c.環軸椎亜脱臼はRAで見られる、脊椎関節炎ではむしろ骨化傾向
d.e.〇


Q27
a.× 筋組織の破壊はない
b.c.〇
d.× 圧痕浮腫を伴う滑膜炎:RS3PE症候群
e.× RF陰性

Q28 関節リウマチのメトトレキサートガイドライン参照
P7表 4 開始時スクリーニング検査に載ってます
a.〇
b.×
c.〇
d.×
e.〇

Q29 血友病性関節症
a.× 血友病性偽嚢腫
b.× 末期の時に人工関節
c.〇
d.× 関節内
e.〇

Q30 深部静脈血栓症ガイドライン参照
a.〇上記ガイドライン
b.〇上記ガイドライン
c.× 中リスクなので薬物不要
d.〇 
e.× ルーチンにエコーを行う必要は記載なし

Q31
a.× 第2中足骨
b.× 月状骨
c.× 足舟状骨
d.× 上腕骨小頭
e.〇

Q32 Perthes病
a.b.〇
c.× Drehmannは骨頭すべり症
d.× 内反骨切りが最も一般的
e.〇


Q33
a.〇
b.×予後不良
c.×Ⅰ型コラーゲン
d.×一部を除き常染色体優性
e.×体幹短縮型

Q34 
a.〇
b.× 多趾症:下肢では軸後性(第5趾側)が多い
c.× 合趾症:第2,3趾に多い
d.〇
e.× 積極的にギプスを行うのは先天性内反足

Q35 骨盤に骨透明像、脊椎にCalve扁平椎→Langerhans細胞組織球症


Q36 遺伝性低リン血症性くる病・骨軟化症
a.〇
b.× 伴性優性遺伝
c.d.e.〇

Q37 骨粗鬆症治療のための1日のカルシウム摂取目標量→700-800mg


Q38 標準赤経の続発性悪性骨腫瘍の項を参照
a.〇 まれに瘻孔部に扁平上皮癌が発生することがある(標準整形)
b.× 悪性化しない
c.〇 0.5%悪性化 骨肉腫など
d.×
e.〇 骨肉腫名地


Q39 デスモイド型線維腫症
a.〇
b.× 遠隔転移しない 浸潤のみ
c.d.e.〇

Q40 PVS
a.〇
b.× 膝
c.〇
d.× 骨巨細胞腫とは全く別のもの
e.〇


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