現在勤務している施設は上司の方針でほぼ非固定で手術を行っていますが、いつか来るであろう固定適応の慢性疾患。
脊椎内視鏡に特化した病院ですのでPETLIF(=FE KLIF)を行えるようにしっかり準備できればと思っています。
この術式では内視鏡を利用してKambinのTriangleからケージを挿入、腹臥位のまま後方からPPS固定ができます。
PETLIF: Percutaneous Endoscopic Transforaminal Lumbar Interbody Fusion
FE KLIF: Full-Endoscopic Trans-Kambinʼs Triangle Lumbar Interbody Fusion

jmisst-2021-00108f1



個人的に魅力的なのは、内視鏡手術は生理食塩水で術野を還流し続けますので、ケージに関しては感染リスクが減るのではと考えています。
デメリットはケージが小さいことによる矯正力の低さと沈下リスクでしょうか。

どのデバイスを使うのか?についてはまだ一定のものは確立されていません。
挿入に必要なスリーブ・ディストラクターがあれば、小さいケージであれば会社関係なく挿入可能なようです。
スリーブ・ディストラクターについては
・MDM社(ロバート・リード社の製品)
・SURGICAL SPINE社
の2社は少なくとも出しているようです。

ケージは
・Globus社のRISE
・TEIJIN社のUNIOS
このあたりを使っている人がいると情報がありました。
情報がまだまだ少ないので、適宜追記していこうと思います。




[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

匠が伝える低侵襲脊椎外科の奥義 [ 西良 浩一 ]
価格:19,800円(税込、送料無料) (2024/2/24時点)