road to spine

大学院で臨床・研究中の整形外科医 脊椎外科医になるために必要な事を備忘録も兼ねて たまに資産形成、英会話などについても

タグ:骨粗鬆症

「骨粗鬆症治療のための1日のカルシウム摂取目標量はどれか」
今年の専門医試験で出ました
見事に悩んで間違えました、、

解答は800mg/day

骨粗鬆症治療ガイドラインに詳しく載っています

ちなみにVitDは400-800IU(10-20μg)、VitKは250-300μgとのこと

sessyu

普段からガイドラインに目を通すようしないとですね



骨粗鬆症加療で避けては通れないビタミンD。
食物由来と、皮膚由来は約半分ずつといわれています。
皮膚由来のビタミンDは日光を浴びることで生成されますが、要注意事項が一つ。
屋内で窓ガラス越しの日光を浴びていても殆ど生成されません。
一般に使用されている窓ガラスは、ビタミンDを合成するUVBをブロックしています。
僕も数年前まで知りませんでした。
一般の方向けの骨粗鬆症財団(国が運営)のホームページにも記載されています。
http://www.jpof.or.jp/prevention/sunbathing/
やはり1日15分でも外を歩くことが重要ですね!運動にもなりますし。
なので入院患者さんや、在宅でも外に出ないADLの方は殆ど窓ガラス越しの日光となりますから、食事や薬物での経口摂取での補充が重要と考えられます。



患者さんに、「このサプリメント飲んでもいいですか?」って聞かれるのはよくある話です。
だいたいは、効果は保証できないし副作用が出ることもあるけど自己責任で飲む分には構わない、と説明しています。
気を付けないといけないパターンがいくつかありますが、その中の一つが

骨粗鬆症薬のBP製剤+カルシウム(サプリメントだけでなく牛乳も)

BP製剤がカルシウムに吸着してほとんど吸収されなくなります。
添付文書通りに起床後すぐに内服、30分は飲食禁止、っていうのを守っていればいいですが、多くの方は朝食後に多剤と一緒に飲んでいる印象です。

bp


入院患者、特に高齢者の骨折後などで骨を強くする!といってカルシウムサプリを飲んでいることがあるので要注意です。
対応としては内服と30分程度ずらせば大丈夫なので、せっかく買ったサプリを無下に捨てさせるよりは患者の気持ち的には良いかもしれません。







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