先日のJALASで聞いて知らなかったワード
『rising psoas sign』
知りませんでした、調べました。

簡単にまとめると、
・XLIFやORIFなど側方からのアプローチの際に気を付けるべきCT所見。
・腰筋が前方に張り出していると、レトラクトなどの操作で腰神経叢や大腿神経損傷リスクが高くなる。
・特にL4-5椎間板レベルでは、上記神経が術野に近接している。
・きちんとした定義はないが、ある文献ではCT axi像で下記2つを定義。
  (A)付着部が椎体側面の前方1/2 以上で離れているもの。
  あるいは、(B)筋の前縁が椎体 前縁より前方に突出しているもの。
(Journal of Spine Research Vol.7 No.3 2016 OLIF 施行例における大腰筋の走行異常(Rising psoas sign)の検討 谷田 司明ら 京都大学整形外科)

risingpsoas